5.4.8.1.会話をGoogle SpreadSheetへ記録する

Google Cloud PlatformのAPIを使ってロボットとの会話をGoogleのSpreadSheetへ記録するプログラムを作成します。

1)APIの有効化

まずは、Google Cloud PlatformのAPIを有効化しましょう。今回のプログラムには2つのAPIを使います。下記の2点を有効化してください。

 ・Google Drive API

・Google Sheets API

2)Google SpreadSheetを作成する

Google SpreadSheetを作成してください。

まずは適当な名前を付けてください。今回は「RegConversation」とします。

3)作成したSpreadSheetをAPIを使ってプログラムから操作できるように共有化する

「共有」クリックし、「他のユーザーと共有」の画面を起動してください。

 

次にサービスキーのclient_emailのアドレスを入力してください。共有先として追加してください。サービスキーのclient_emailはjsonデータを展開すると記載されています。

先ほど作成したSpreadSheetを開き、下記の通りに項目を入力してください。Sheet名「InformationSheet」です。また、図と同じセルにLatestSheetとLatestRowを入力し、値を初期値は0としておきます。

LatestSheet:Sheet数を管理します。現在のSheetの枚数を記録していきます。(InformationSheetは枚数に含まれません)

LatestRow:行数を管理します。行数はSheetごとに管理するのではなく全てのSheetを通して行数を数えます。

 

4)SpreadSheetに会話データを追加するプログラムの仕様

会話のデータを追加するプログラムを作成します。プログラムの簡単な仕様としては

①InformationSheetのLatestSheetの値を確認し、数が0枚なら「data1」というSheetを追加。(Sheetの追加と同時に5列1行のセルを追加しカラム名を入力する。)

②LatestRowの値が前回のSheetの追加から1000行増えていると新たにSheetを追加して記録をする

③次に発話された内容のテキストをカラムの項目ごとに記録する(ユーザー/ロボットともに)

※Sheet名は「data2」、「data3」・・・と追加

 

5)ライブラリをインストール

sudo pip3 install gspread

sudo pip3 install oauth2client

6)プログラムの作成

[TalkToRecord_Google.py]

プログラム上のS_sheetにURLに含まれているIDを入力します。URL上に表示されています。

赤線部分の「d/」から「/」の間がIDです。

合わせてGoogleサービスキーも入力します。これでプログラムが完成しました。

実行し、作成したSpreadSheetに会話の内容が記録できれば完成です。

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