5.4.2.自然対話:知識検索の追加(docom API)

前章(5.4.1)にて自然対話:雑談機能のAPIの追加と雑談プログラムを作成しました。今回は新にdocomo Developer supportから自然対話:知識検索のAPI機能を追加し、質問すると回答が返ってくるプログラムを作成します。

①自然対話:知識検索

API機能の追加方法は前章(5.4.1)と同じですので、今回は省きます。前章を確認しながら行ってみてください。

[知識検索を利用したプログラムの作成]

①仮想環境を起動します。

②プログラムを記述します。[QA_docomo.py]

③プログラムに前章で取得したappIdとAPIキーを入力してください。

④プログラムを実行します。

sudo python3 QA_docomo.py

⑤プログラム上で「大化の改心はいつ?」という質問しています。プログラムを実行すると問いに対する答えが返ってきます。

[BrainAction.pyへの組み込み]

今回は作成したプログラムを「ロボットの頭脳を作る」で作成した「BrainAction.py」のプログラムに組み込む所まで行ってみましょう。

①まずは、Dialogflowの設定を行います。下記の図のようにIntents名「Action_Question」を作成します。

赤丸部分の3点を同じように入力して作成してください。今回はEntitiesの作成は必要ありません。

・Training phrases 「質問します。」

・Action and parameters 「question」

・Responses 「質問してください。」

②次にBrainAction.pyのプログラムにQA_docomo.pyのプログラムを組み込みます。

※プログラムを修正する前にBrainAction.pyのバックアップをラズベリーパイのデスクトップにコピーし貼り付けしておいてください。

[BrainAction.py]

③まずは、BrainAction.pyのプログラムにQA_docomo.pyのプログラムをインポートする処理を記述します。 

④次に「ここから–ここまで」の目印の部分を追記します。ここではDailogflowからactionが受け取れているかチェックを行います。

⑤Action_2ndの「ここから–ここまで」の部分にQA_docomo.pyの関数を呼び出し、音声を発声させる処理を追記します。

⑥NagoRobo_Main.pyのプログラムを実行します。

※「質問します。」に「質問してください。」と返答があれば「大化の改心はいつ」と質問してみてください。返答が返ってこれば完成です。

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