今回は、写真を撮ってその情報を発話するプログラムを作成します。
このプログラムを作成する為に写真情報を取得するプログラムを作成していきます。Google Cloud PlatformにてVisionのAPIを有効化してください。
また、写真情報は英語で取得されるので、以前作成したTranslate_Google.pyのプログラムを和訳もできるように修正していきます。
[写真情報を取得機能作成(VisionToText_Google.py)]
ライブラリのインストール
sudo pip3 install –upgrade google-cloud-vision
※upgradeの前のハイフンは2つです。
sudo pip3 install oauth2client
ライブラリのインストールが終了したらプログラムを作成していきます。
Google Cloud Platformで取得したサービスキーを入力します。
下記のコマンドでプログラムを実行してください。
sudo python3 VisionToText_Google.py
写真情報のレスポンスが返ってきたら成功です。
[翻訳機能の修正(Translate_Google.py)]
現在は、Translate_Google.pyは英訳しかできませんが、和訳もできるように言語を引数としてセットし、多言語翻訳ができるようにしていきます。
ライブラリのインストールは「5.2.7.4.翻訳する(Google)」の章でインストール済みです。
では、プログラムを修正していきます。
Google Cloud Platformで取得したサービスキーを入力します。
引数に「ja」をセットし、「This is a pen」を和訳してみます。実行コマンドは下記の通りです。
sudo python3 Translate_Google.py
[プログラムを組み合わせて、写真を撮ってその情報を発話するプログラムの作成]
写真情報取得のプログラムの作成と翻訳のプログラムの修正が完了したので、プログラムを組み合わせて、写真を撮ってその情報を発話するプログラムを作成していきます。
※写真を撮るプログラムは「5.3.1.1.写真を撮る機能の作成」の章で作った「takeapicture.py」のプログラムを使います。
[AnalysisImageToSpeech_Google.py]
Google Cloud Platformで取得したサービスキーを入力します。
では、プログラムを実行してみましょう。下記のコマンドで実行できます。
sudo python3 AnalysisImageToSpeech_Google.py
レスポンスが返ってきたら成功です。