5.4.5.4.中継サーバーを利用してGoogle Cloud Speechを使えるようにする

前章までにTranslateのAPIを中継サーバーを利用して使えるようにしました。今回は、Google Cloud SpeechをRaspberry Pi Zeroで使えるようにしていきます。

【中継サーバーの準備】

①すでにライブラリのインストールは「5.4.5.1.Node.jsの環境準備」にて行っています。まずは、Google Cloud Speechを利用するための中継サーバーを作成します。

②Google_APIフォルダ内にHerokuへデプロイ時に作成したフォルダがあります。その中に「uploads」という名前のフォルダを新たに作成してください。

③赤線部分にプロジェクトIDとサービスキーを入力してください。

[VoiceToText_Google.py]

④上記で作成したプログラムはVoiceToText_Google.jsというプログラム名でroutesフォルダへ保存しまうす。

⑤app.jsにVoiceToText_Google.jsを呼び出す処理を追記します。下記の図の赤線部分を2か所追記してください。

これで中継サーバーの準備ができました。次にPythonを使って稼働確認のためのプログラムを作成します。

【Pythonを使ってローカル環境での中継サーバーの稼働確認】

[VoiceToText_Node.py]

①プログラムを作成したら、ローカル環境でサーバーを起動し、プログラムを実行してみましょう。実行方法は、5.4.5.2章で行った方法と同じです。

※この時、音声ファイルが必要になりますので、VoiceToText_Node.pyと同じディレクトリにVoice.wavの音声ファイルを配置してください。

音声がテキスト化されたらOKです。

※再度Herokuへデプロイし、赤線部分のurlをHerokuのsettingsで確認したurl+/VoiceToText_Googleに書き換えを行ってからRaspberry Pi上での稼働確認をしてみてください。(取得したURL + /VoiceToText_Google)